音楽界でのマッシュアップについてご紹介します。

音楽界のマッシュアップ

■音楽でのマッシュアップとは
冒頭で、「マッシュアップ」とは、元々音楽業界で使われてきた手法・言葉であると説明しましたが、もう少し掘り下げて説明しましょう。
マッシュアップという手法に名前がつく以前から存在していた音楽手法ですが、マッシュアップとしての注目を集めるようになったのは2000年前後だといわれています。
元々は、クラブなどでDJ達が好きな曲を複数混ぜ合わせ、新しい曲のように仕上げて披露するところから端を発しています。表に出なかっただけで違法行為にあたります。
違法行為だというのならば、なぜ音楽業界からマッシュアップが消えないのでしょうか。マッシュアップもきちんと著作権を侵害しないように行うのならば、とても素晴らしい楽曲が生まれることもあるからです。
「BATTLE FUNKASTIC」という楽曲があります。布袋寅泰さんとRIP SLYMEさんの曲をマッシュアップ手法で制作した曲で、ケーブルテレビの音楽専門チャンネル「MTV」内の「TOYOTA MASH UP PROJECT」の企画制作として2006年に発表されました。この「BATTLE FUNKASTIC」が一躍脚光を浴びたことで、日本の音楽業界におけるマッシュアップの原点だとされていますが、実際のところは様々な説が飛び交っているようです。

■インターネットで広がるマッシュアップ音楽について
前項でDJが行っているマッシュアップが違法であることを述べましたが、ここで少し詳細に触れておきましょう。
DJ達は、クラブに訪れているお客さんに対して、「楽しんでもらおう」「喜んでもらおう」というサービス精神から生まれたDJのマッシュアップですが、著作権が厳しい日本の音楽業界で、このマッシュアップ手法はどう理解されるのでしょうか。
今、マッシュアップを簡単に行うことのできるソフトが、フリーや安価で手に入ることや、インターネットを通じてマッシュアップ手法で制作した音楽を、動画サイトなどにアップロードし、他のユーザーと共有することが可能になり、広がりを見せています。前出したDJ達も、同じように自身のマッシュアップ音楽をインターネット上にアップロードして利しています。これを営利目的で使用するのでなければ、さほど大きな問題にはならないでしょう。ですが、マッシュアップが広がるにつれて、利益を得ようとする人が出てくるであろうことは簡単に予測できます。
マッシュアップという音楽手法での自己表現について、非営利で行っている個人ユーザーに対する保護政策などを施行してほしい、という声も音楽業界からは出てきているようです。

記事へのコメント

※左の画像に書かれている文字をそのまま入力してください